次の場面は歩く人物の姿。下の写真『伊豆の踊子』のカラー化画像からみると、黄色い丸で示した辺りを撮ったものか。背景の山の形が一致するが、『有りがたうさん』では右側の山が木立の分を考慮しても切れているように見えることからこの辺りではと思える。どちらも先まで続く道路が右側に消えていくように見えるので、大きくカーブしているらしく、現在飲食店があるあたりかもしれない。
この後の修行僧の出てくる場所についてはわからない。その後バス車内の映像が長く続く。そうしてようやくわかる場所に至る。他の人も指摘しているように寒天橋だ。寒天橋は現在もあるが、当時のものとは異なっている。
この場面で以前から注目していたのは、中央部に立っている木だ。
上部は完全に朽ちてしまっているが、根の部分はまだ残っていた。下の岩などは押し流されてしまっているようだ。
この後に出てくる朝鮮からの出稼ぎ工夫の集団が歩く道もわからない。どうも現在の旧道のようでもあるが、当時はなかっただろう擁壁や遠景を覆いつくしてしまう樹木の繁茂で判別がつかない。
ようやく天城隧道に至って場所が判明することになる。
ストリートビューと照合すると、この個所の石垣は変わっていないようだ。ストリートビューは2018年の方がわかりやすい。
下の場所は現在では旧天城トンネル 南口園地と称される場所。山の稜線がわずかに一致するのみで、景色は大きく変わっている。樹木の成長と繁茂がその原因だ。
次の場面はここ。現地で撮った写真が下。これしかないという岩。他に腰を下ろせるような場所は見当たらない。
そして天城隧道最後の名場面。カラー化すると秋の季節感がよく出て美しい。
こちらは現在。右側に見える木の太さがまるで違う。まさに年輪を重ねた太さだ。杉と思っていたが、ヒノキも交じっているようだ。隧道自体の保守やら整備は進んでいるのだろうが、戦前と比べると、樹木が鬱陶しく感じられる。
左側の崖は1978年の地震で一部崩落し工事が行われている。
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