2023年1月6日金曜日

映画『有りがたうさん』(1936年)のロケ地探し 20

 

  次がこの場所になる。中央の川は狩野川の源流、本谷川。これより上流には浄蓮の滝がある、ちなみに左側が上流になる。この辺りは東京電力湯ヶ島発電所がある場所で、水力発電がおこなわれている。稼働は昭和5年からで、この映画を撮影している頃は、新しい発電所だったということになるが、どこが発電所の建物なのかはわからない。現在の発電所の建物は写真には写らない左側の奥にある。浄蓮の滝上流には、発電所向けの取水施設があることから、浄蓮の滝は本来の水量ではないという話を聞いたことがある。






 黄色で囲った特徴的な区画がある。これはストリートビューで見るより地図で見たほうがわかりやすい。戦前からの区画が変わらず残っているようだ。国道414号線をバスに乗って修善寺方面へ向かったことがあるが、この辺りは樹木で川の方は見えないうえに、バスの速度がまるで違ったあっという間に通り過ぎてしまうような感じだ。


 



 次の場所は車がエンコする場面。停止位置をずらしている可能性もある。




 




























 遠景からすると下の写真の場所をストリートビューで見るとこの辺りか。上の場所はもう少し河津側といったところか。写真を見れば、現在と違って道路は曲がりくねって、擁壁もないような整備の進んでいない状態なので、確定するのには難しい。ストリートビューは2018年1月のものを張り付けているが、変わってしまうことが大いにあるので、その場合は2018年のものでみるとわかりやすいかもしれない。車線がどちらかでも風景は変わってくる。






 





この後連続して乗客が下りていく。

最初に降りた乗客。湯ヶ島に入るあたりのようにも見えるが、背後の山並み、石垣から見える坂の傾斜具合がなんとも微妙で、場所が特定できない。


















 











 次の二人は別々に降りたようにみせているが、実際は同じ場所で降りている。日が差す方向が逆で時間が大きく異なっているのがわかる。なぜこういう撮り方をしたか不明だが、理由を考えるのも面白い。































 ストリートビューでみるとこの辺りが有力だが、まだ撮られていない旧道風の道路もあるので断定はできない。また、ここだけの話ではないが、古い道路と整備された現代の道路を比較すると、曲がり具合が変わったりしており、その場合カメラの向き自体が変わってしまうため、位置関係を判断するのが難しくなってしまうということも起こる。


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