次がこの場所になる。中央の川は狩野川の源流、本谷川。これより上流には浄蓮の滝がある、ちなみに左側が上流になる。この辺りは東京電力湯ヶ島発電所がある場所で、水力発電がおこなわれている。稼働は昭和5年からで、この映画を撮影している頃は、新しい発電所だったということになるが、どこが発電所の建物なのかはわからない。現在の発電所の建物は写真には写らない左側の奥にある。浄蓮の滝上流には、発電所向けの取水施設があることから、浄蓮の滝は本来の水量ではないという話を聞いたことがある。
次の場所は車がエンコする場面。停止位置をずらしている可能性もある。
遠景からすると下の写真の場所をストリートビューで見るとこの辺りか。上の場所はもう少し河津側といったところか。写真を見れば、現在と違って道路は曲がりくねって、擁壁もないような整備の進んでいない状態なので、確定するのには難しい。ストリートビューは2018年1月のものを張り付けているが、変わってしまうことが大いにあるので、その場合は2018年のものでみるとわかりやすいかもしれない。車線がどちらかでも風景は変わってくる。
この後連続して乗客が下りていく。
最初に降りた乗客。湯ヶ島に入るあたりのようにも見えるが、背後の山並み、石垣から見える坂の傾斜具合がなんとも微妙で、場所が特定できない。
次の二人は別々に降りたようにみせているが、実際は同じ場所で降りている。日が差す方向が逆で時間が大きく異なっているのがわかる。なぜこういう撮り方をしたか不明だが、理由を考えるのも面白い。
ストリートビューでみるとこの辺りが有力だが、まだ撮られていない旧道風の道路もあるので断定はできない。また、ここだけの話ではないが、古い道路と整備された現代の道路を比較すると、曲がり具合が変わったりしており、その場合カメラの向き自体が変わってしまうため、位置関係を判断するのが難しくなってしまうということも起こる。
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